公認会計士としての適性としては、数字に強い事が挙げられますが、その判断基準として、公認会計士の受験勉強を始める前に、簿記の試験を受けてみましょう。

簿記の時点で勉強内容に興味がない、全然分からないというのであれば、公認会計士の資格に合格する事は難しいと言わざる負えないでしょう。
公認会計士の一次試験に合格する受験勉強ののべ時間の目安は、3000~5000時間とも言われています。その勉強に費やした後で、適性がないと気づくよりも、早い段階で適性の有り無しを判断する事をおススメします。
では、実際に一次試験の短答式試験に合格するための勉強法について紹介します。短答式試験では、とにかく科目数が多く、出題範囲が広いため、1つ1つ理解を深めてというやり方では時間がいくらあっても足りません。
最初は、意味が分からなくても全体像をつかむ事が大切です。そのため、一通り出題範囲まで終わらせましょう。そして分からない部分を、何度も繰り返し勉強していく、反復する事で、理解度を深める方法が適していると言えます。
とにかく出題範囲が広いため、短期間で受験して合格できるのど甘い試験ではありません。どれだけ受験勉強に費やしたか、時間数も合格率に比例すると言えるでしょう。
効率よく勉強する事も大切ですが、とにかく人より多く勉強しなければ、合格率10%なんて試験には合格できません。短答式試験に合格すれば、次は論文式試験の合格を目指して勉強をします。
論文式試験では、ただ暗記すればいいという訳ではありません。論文式試験では、判断力や思考力、そして文章力があり、他人に理論的に分かりやすく説明する事ができるかをチェックするための試験だと考えましょう。
そのため、自分がその科目を理解しているだけでは不十分です。短答式試験に合格し、論文式試験を受験するまでに残されている時間はたった3ヶ月しかありません。
そのため、基本は短答式試験の際に身についていますから、とにかく応用として過去問を徹底的にやりましょう。過去問は出来るだけ量をこなし、また間違ったところを徹底的に反復して下さい。
そして過去問は出来るだけ、本番を意識し、試験時間に合わせて解くようにしましょう。